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ハンドメイドフェルトのバッグ [羊毛フェルト]

水フェルトはせいぜい鍋敷きサイズ以下のシートや小物をちょこっと試しにやったことある程度。もう少し大きいマットやらバッグやら、ゴシゴシしたい。水を使うからゴシゴシやるならお湯の出る台所かなぁ、風呂場も近いし。けれど、台所は日当たりが悪くて寒い。テーブルも小さい。
居間は南向きの和室で晴天にはお日様ぽっかぽか。畳の上でやりますか?(笑)

そして発作的に青いビニールシートを購入。クッションシートは近所の100円ショップで入手した。
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へへへ。やっちゃうヨ。和室で水遊び♪
畳の上にビニールシートを広げて羊毛の準備をする。
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使えそうな羊毛は、ナチラル亜麻色、桜色、グレー、白・・・ってところかな。とにかく身体を動かして「やってみたい」気持ちだけが盛り上がっているらしく、完成形があんまりイメージできてない。今回は、A4のクリアシートを型紙にして、縮絨したらどんだけのサイズになるのか見てみよ~!という主旨で、後はテキトーなりゆきまかせ~♪

それから数時間・・・

なでなで

ゴシゴシ

コロコロ

わしゃわしゃ

・・・

なんとか形になった。
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継ぎ目も無くしっかり一体化。どこにも縫い目が無いバッグ。面白い。
このままでは素っ気無いから何かアクセントが欲しいなぁ。口止めに紐とボタンでも付ける? それともちょっとしたチャームをぶら下げる? ニードルでポイントに柄を描くってのは? うーん、決まらない。
やってみて少しわかった羊毛の量や色のバランスのこと、縮み具合、羊毛の質によって異なる地の風合い・・・。いろんな要素が絡んでくるのだなぁ。これからいろんな予想外を楽しめるかも。


そして数日後、早速の予想外。

羊毛で、めらめら、ボワボワ、すじすじ、ブツブツと、模様を描いてみたくなった。偶発的とまではいわないけれど、色はシンプルにして、あとは質の違う羊毛を気まぐれに重ねてゴシゴシして、表面テイストをいろいろ確かめてみよう。そうしよう。素材まかせというか、その、つまり・・・
テキトーにヽ(゚∀゚)ノ(またかいな)

ツンツク毛質の硬いコリデールや、白いネップ羊毛があるので、クシャクシャって摘んだりねじったり、わざと斑に乗っけて試してみることに。あんまりハードル高くしないのが自分にとっては長続きの秘訣と気が付いたので、今回の目的は “質感を見ること” だけにするよ~ん。
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圧縮してゴシゴシするから、ネップはぺしゃんこになるのだなぁ・・・。( ̄  ̄;) 
もっとブツブツ凸凹させようと思ったんだが・・・ぜんぜん予想外。コリデールでひび割れみたいに筋にして置いた箇所も、うまくくっ付かなかったり、広がって馴染んでしまい、ピキッとスジにはならなかった。これには色のコントラストも必要か・・・。

ふむ。

凸凹させたかったら、先に羊毛を塊にしたりねじったりしてから盛るとか、異素材をくっ付けてみるとか、もっともっといろいろ工夫しないとね。
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狙いどおりに作りたいとイメージしたモノが作れるようになるまでには、どれだけ経験を積まなきゃならんのだろう? 日に何個も試せるものではないしなぁ・・・こりゃまた遠い道のりのようで(笑)。

実用に耐えるものを作るには均一な厚みが必要なので、ニードルフェルトで小さな人形を作るのとは桁違いのたくさんの羊毛を使った。しっかり縮絨させると強度も増して表面の毛玉もできにくくなる。大きなマットなどは両腕だけでなく全身を使っての体力仕事。


こちらは草原でのフェルトの製法。なんとも豪快~。


こちらはトルコ。カーペットを作っている工場のよう。
脚で、機械で、腕力で、いったいどれほどの圧力をかけるのでしょう。


色彩や模様にそれぞれ地域の特徴があって、とても興味深い。

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